とんでもないカオスなお話。それが「シェヘラザード」
とんでもないカオスなお話。それが「シェヘラザード」
【ご注意】このブログはVIDEO-GOISのスタッフに向けて、クラシック音楽に親しんでもらい、作品のスキルアップを目指してもらうことを目的として開始されました。そのストックを公開しているもので、表現や内容、考え方について専門的なものではございませんのであらかじめご了承ください。
アラビアンナイトと一言で書くと多くの人が、あのネズミがテーマの会社ディズニーで「アラジン」や「アリババ」「美女と野獣」という可愛らしく、男女の切ない恋物語のように書かれていますが、実は、これらにはフレームストリートいうものがあって、それが「アラビアンナイト」なんですよ。
フレームストリートいうのは外枠になる話ということで、アラジンなどはこのフレームストリーの中で話されているお話なんだよ。
アラジンとかは可愛らしく、子供向けのおとぎ話になっていますが、実はこの外枠の話は、犯罪や性的描写が多く、とても子供たちに聞かせられる話じゃないんだよ。
私も、多感な高校生の頃にこの物語の事を知って、友達とめちゃくちゃ盛り上がっていたのを思い出すよ。
ちなみに、イスラムの説話集なのですが、やはりイスラム教の倫理観に反することから、何度も禁書になっているものでもあります。
さて、どれだけカオスかというと、簡単に説明すると、シャリアールという王様の奥さんが浮気して、それに腹を立てた王様が、奥さんの首を刎ね、腹いせに毎晩別の女を抱いて、翌朝にはその女の首を刎ねていくという狂気の沙汰を繰り返していた。そんな時にシェエラザードという美女が現れ、毎晩オモロ話をするもんだから、王様が「おもろいやん。明日も聞かせてちょ」と言って、シェエラザードは斬首をま逃れるという話。うん?なんかちょっと違うかな?
この王さん やばすぎるけど、詳しく読むと男ってアホだな〜、と思えるシーンがあるので、音楽の話からは少し脱線しますが明日からもう少しちゃんとあらすじを書きますね。