リムスキー=コルサコフの「シェヘラザード」

リムスキー=コルサコフの「シェヘラザード」

リムスキー=コルサコフの「シェヘラザード」

2023/09/25

【ご注意】このブログはVIDEO-GOISのスタッフに向けて、クラシック音楽に親しんでもらい、作品のスキルアップを目指してもらうことを目的として開始されました。そのストックを公開しているもので、表現や内容、考え方について専門的なものではございませんのであらかじめご了承ください。



先週はロシア5人組の事を書きましたが、難しくて全然興味が湧かないって感じでしたよね。

まあ、はっきり言って「そんな5人組」がいたんだね。って言う認識で十分だと思います。知っておいてほしいのは、この5人がロシアの音楽に強い影響を与えて、素晴らしい音楽が今でも愛されていると言う事。


さて、今週末に八尾フィルハーモニーさんの演奏会でリムスキー=コルサコフの「シェヘラザード」が演奏されるのでこの曲について少し解説しておくね。

正式には交響組曲「シェエラザード(シェヘラザード)」作品35でリムスキー=コルサコフが44歳ぐらいの時に書き上げた曲です。


この頃のリムスキー=コルサコフは、5人組にも参加していましたし、その影響で作品意欲に満ち溢れていた頃でもありました。


このシェエラザードはイスラムの説話集「アラビアンナイト」、日本では「千一夜物語」としてよく知られているお話をモチーフに作られていて、演奏時間は45分程度。

弦楽器特にバイオリンとチェロのソロがたくさん出てきます。


結構難しい曲で、アマチュアオーケストラが演奏するのはなかなかのチャレンジだと思います。特に管楽器のテクニックが要求される曲ですので、かなり腕に自信があるオーケストラじゃないと選曲しない曲です。私も演奏したことがないのよ。


バイオリンのソロはコンマスが、チェロや管楽器のソロはそれぞれのセクションのトップ奏者が担いますので、オーケストラのトップ奏者はソリストの集まりと言われる所以でもあるのですが、まさしくこの曲はこれに該当するんだよ。


日本では第二次世界大戦前に演奏会に登場しているプログラムだが、当時の日本のオーケストラでは難易度が高く、日本のオーケストラの牽引者であった指揮者の朝比奈隆さんは「マーラー級の大曲だ」と言っていたほど難しい曲なんだよ。


まずはどんな曲か聞いてみよう

https://www.youtube.com/watch?v=A9n4goRno0Y


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