フレーズってなんのこと?
フレーズってなんのこと?
2023/09/11
【ご注意】このブログはVIDEO-GOISのスタッフに向けて、クラシック音楽に親しんでもらい、作品のスキルアップを目指してもらうことを目的として開始されました。そのストックを公開しているもので、表現や内容、考え方について専門的なものではございませんのであらかじめご了承ください。
先週末にチャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」の収録終えて、音楽に疲れ切っちゃったので、今週はライトな話題で固めてみようと思っています。
編集や撮影でよく「フレーズを意識して」とか「フレーズで切り替えて」とか言われることがあると思うんだけど、このフレーズってどんなものかよくわからない人もいると思うので簡単に説明するね。
言葉の文章と同じなんだけど、例えば、夏目漱石の「こころ」という小説の冒頭部分 ー私(わたくし)はその人を常に先生と呼んでいた。ーという有名な一文があるけど、これがワンフレーズなんだよね。
私はその、人を常に先生、と呼んでいた。 ではないよね?
ざっくり感覚的に言うとこんな感じなんだけ、音楽の場合は言葉がないけど、基本的には文章と同じなんだよ。
きらきら星
きらきらひかる おそらのほしよ←ここまでがワンフレーズ もし切り替えるならこのタイミングだよね。
ようするに主旋律を聞き分ける必要があるわけ。それが隠れていたりするもんだから難しく感じられるんだけど、コツとしてはだいたい4小節でワンフレーズになっていることが多いんだよ。だからテンポや拍を意識することが重要なんだ。
これをみんなで習得していく方法を考えているから、また教えるね。