チャイコフスキーは自殺なのか?

チャイコフスキーは自殺なのか?

チャイコフスキーは自殺なのか?

2023/08/30

【ご注意】このブログはVIDEO-GOISのスタッフに向けて、クラシック音楽に親しんでもらい、作品のスキルアップを目指してもらうことを目的として開始されました。そのストックを公開しているもので、表現や内容、考え方について専門的なものではございませんのであらかじめご了承ください。



チャイコフスキーが56歳の時に交響曲第6番を完成させ、初演された9日後に彼はこの世を去ります。

自身で表題をつけた「悲愴」彼のレクイエムと言われているのですが、レクイエムとはキリスト教カトリック教会において、死者のために行うミサの事を指していて、そこで演奏されるのがレクイエム(鎮魂歌)と言います。


そうそう、レクイエムを作曲したあと、間を置かずにこの世を去る作曲家が多くいると思うのは私だけでしょうか?例えばモーツァルトとか?


チャイコフスキーの話に戻りまして、初演後すぐに彼は死んでいることから、長いこと自殺であると言われていました。

チャイコフスキーは貴族の甥と関係を持っていた事がその貴族に知られてしまい、その貴族は政府に「チャイコフスキーがうちの甥と不適切な関係を持っているぞ!」と密告するのです。


この時密告を受けた役人は、もともとチャイコフスキーをが通っていた同じ法律学校の出身者で、この事が表沙汰になりスキャンダルで自分の出身学校の名が汚されることを恐れたのです。


そこで、法律学校の同級生たちと法廷を開き、その評決はチャイコフスキーに自殺しろと判決を下し、ヒ素を飲んで自殺したという説が長い間言われていました。


しかし、最近の研究で、どうもコレラに感染して死んだというのが客観的に判断すると有力らしいのですが、この法律学校出身者による評決はどうも本当だったみたいで、自殺しろという判決は今の時代では考えられない判決ですね。


Copyright © 2012 - 2024 GOIS Inc. All Rights Reserved.