ユニオンが強い名古屋フィルハーモニー
ユニオンが強い名古屋フィルハーモニー
【ご注意】このブログはVIDEO-GOISのスタッフに向けて、クラシック音楽に親しんでもらい、作品のスキルアップを目指してもらうことを目的として開始されました。そのストックを公開しているもので、表現や内容、考え方について専門的なものではございませんのであらかじめご了承ください。
オーケストラの演奏者の仕事は演奏することなんだけど、本番だけじゃなくてリハーサルも仕事として扱っているんだよね。いや、むしろリハの方が仕事感が強いかも。
ではリハーサルはどのくらい行われるかと言うと、これも演奏会のプログラムによって違ってくるんだけど、大体2日ぐらい練習日が設定されています。
あと、本番当日もリハーサルを行うね。
で、1時間から1時間半練習をしたら、15〜30分の休憩。これを3〜4セクション行うのが多いかな?
オケの人にとっていい指揮者というのは練習時間がきっちり守られる人。絶対に延長しない、むしろ早く終わる人はいい指揮者として高評価を得ます。
でも指揮者は絶対権力者なので、怖い指揮者が来たりして、だらだら練習をさせられると困ったもんなので、ユニオンというものが存在しているわけ。
で、日本で最初にできたユニオンが「名古屋フィルハーモニー管弦楽団」なんだって。
その名残で、今でも名フィルの練習時間の正確さは半端ない。2年ほど前、名フィルのリハを見学しましたが、ステージマネージャーがきっちり時間を管理して、指揮者に指示を出していたのをみました。
さて、本番含めて3日しか出勤しないのか!楽な仕事だなと思ってもらったら大間違い。リハに臨む前に個人でちゃんと練習します。これは自主練なのでギャラは出ない。そう、演奏家もクリエイティブな職業なので、自信の研鑽を重ねているから、プロとして存在できるんだよね。我々と同じだね。