楽器によるギャラの違いはあるのか?
楽器によるギャラの違いはあるのか?
【ご注意】このブログはVIDEO-GOISのスタッフに向けて、クラシック音楽に親しんでもらい、作品のスキルアップを目指してもらうことを目的として開始されました。そのストックを公開しているもので、表現や内容、考え方について専門的なものではございませんのであらかじめご了承ください。
オーケストラにはいろいろな楽器の種類があり、同じ楽器群をパートと呼びます。
例えばヴァイオリンやチェロ、フルートやトランペットなどなど。複数のパートで構成されているのがオーケストラなんだけど。
パートによって、演奏する忙しさというか、活躍度が違うよね。ギャラはどうなっているのか気になりませんか?
パートによる忙しさは、楽譜のページ数で表す事ができます。ページ数は曲によってもちろん違いますが、私が演奏した中でベートーヴェンの交響曲第9番「合唱つき」の場合、確かヴァイオリンは20ページぐらいだった気がする。私のフルートも同じぐらい。実は地味にこの曲はフルートが忙しいんだよね〜。で、トライアングルは1ページ。
これだけ差があれば、給料にも差があると思いますが、実はほとんど同じなんです。
練習量にも差がありますし、なんか不公平な気がするかもしれませんが、音楽を作る上で音の重要性に差はないんですね。
バイオリンの場合は、大体全部演奏していますので、曲の流れを感じるのは演奏しながらわかりますが、打楽器、特にシンバルなんかはほとんど休みのことが多いです。
休みながらも、曲全体の流れや盛り上がりを感じながら気持ちだけでコントロールしているのですから、逆に打楽器の方が厳しいのではないか?プレッシャーはすごいと思うよ。
ちなみに首席やコンサートマスターは、手当が10〜20%ぐらい上乗せになるオーケストラもあるし、NHK交響楽団のコンマスの堀さんは年収2800万円というのを週刊誌で読んだことあるな〜。というわけで特殊な例もあるけど大体こんな感じ。あと、エキストラさんは1回の出演料が3万〜5万ぐらいと言うことを聞いたことあるよ。