オーケストラの給与事情、海外ははもっと厳しい

オーケストラの給与事情、海外ははもっと厳しい

オーケストラの給与事情、海外ははもっと厳しい

2023/08/09

【ご注意】このブログはVIDEO-GOISのスタッフに向けて、クラシック音楽に親しんでもらい、作品のスキルアップを目指してもらうことを目的として開始されました。そのストックを公開しているもので、表現や内容、考え方について専門的なものではございませんのであらかじめご了承ください。




昨日は日本のオーケストラの給与事情を書きましたが、海外はどうなのか?

あまり的確な資料が見つからなかったんだけど、私が以前師事していたフルートの先生(当時はN響の奏者)に聞いたことがあるので、その時の話。

ちなみにこの先生は怖い先生で有名でしたが、音大生や音大受験生には厳しかったけど、アマチュア演奏家には結構優しかった。新宿区の四谷に先生が住んでいるマンションにレッスンに行っていましたが、ちょうど夕食時だったりすると、お酒を飲みながらいろいろな話を教えてくれたんだよ。


その中で、海外の団員のギャラはどのくらいなのか?という話になって、どうやら、国や団体によって違うが、あまり条件はよくないらしい。しかも日本のように演奏家組合(ユニオン)もなく、あくまでもすべて個人と団体の契約なので格差が激しいみたい。


だから、ほとんどの団員はレストランや、清掃といった副業を持っていて、生計を立てているんだって。ヨーロッパの団員の副業で多いのがタクシーの運転手なんだって。ヨーロッパはタクシーの運転手になるのは結構簡単で、時間も自由になるから本番やリハーサルの合間を縫ってタクシードライバーで稼ぐというスタイル多いらしいよ。


「のだめカンタービレ」という映画のワンシーンで、ヨーロッパのオケマンが客待ちのタクシーの中でオーボエを練習するシーンがありましたが、どうも本当にあるようです。音楽で生計を立てていくというのは世界どこを見ても大変なんだね。


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