オーケストラはご当地団体
オーケストラはご当地団体
2023/08/07
【ご注意】このブログはVIDEO-GOISのスタッフに向けて、クラシック音楽に親しんでもらい、作品のスキルアップを目指してもらうことを目的として開始されました。そのストックを公開しているもので、表現や内容、考え方について専門的なものではございませんのであらかじめご了承ください。
プロもアマチュアも問わず、多くのオーケストラについている名前には、地名が使われていることが多いいんだ。
これはなぜかというと、以前も書いたけど、昔は王室の所有だったことが多いいんだよね。
それが独立して、自主運営団体へと変わっていったんだけど。
やはりオーケストラを運営するのってものすごくお金がかかるんだよ。
例えば団員の給料、運営スタッフの給料、演奏会を開催するための運営費、楽器代(打楽器などは団体が所有している)、練習場所などの運営費などなど、すごくかかるんだよ。
これを演奏会のチケット収入で全てを賄うためにはすごく難しい。
だから、近年は国や自治体の援助がないと運営できないんだよ。もちろんまれに完全自主運営している団体もありますが。
そうすると、やはりご当地名が冠としてついてくるんだよね。自治体も自分の地名がついていると、住民への説明もしやすいし、自治体のイメージ向上にもつながるとwin-winというわけ。
ただ、最近は日本だけではなく、世界的に自治体も貧乏になってきていて、オーケストラへの援助ができなくなっているところもあり、消滅することもあるんだよね。難しい問題だよ。