「窒息死」しそうになった事があるよ
「窒息死」しそうになった事があるよ
【ご注意】このブログはVIDEO-GOISのスタッフに向けて、クラシック音楽に親しんでもらい、作品のスキルアップを目指してもらうことを目的として開始されました。そのストックを公開しているもので、表現や内容、考え方について専門的なものではございませんのであらかじめご了承ください。
弦楽器の並び順は説明しましたが、管楽器の並びを少し説明します。
大きく分けて、弦楽器群の後ろで少し高くなっているひな壇のところからが管楽器という感じでしょうか?
管楽器も前は木管、後ろは金管という感じが一般的です。
もちろんこの並びに正解はなく、指揮者の好みや、ホールの響きで位置が変わることはよくあります。
さて、管楽器の中でリーダー的なパートは、諸説あると思いますがやはりフルートだと私は思っています。
その理由は、やはり弦楽器の響きに乗って、もう少し豊かな音色表現をする時に使われる事が多いので、コンマスとの関係は非常に重要です。
チャイコフスキーの交響曲、特に5番は、ファーストバイオリンとのユニゾンメロディー(全く同じことを演奏すること)が多いため、かなりフルートはきつい。
サボるとバレるし、でも音が長い。
そう、バイオリンって呼吸しないでも演奏できるよね。弓を元に擦って演奏しているから・・・。
でもフルートは息を吐いて音を出すのね。だから吸わないと死ぬわけ。
で、バイオリンは弓を長く使えば使うほど音を長く伸ばせるのと、弓を返すことで途切れなく別の音に移動できるわけ。だからそれに合わせてフルートを吹くと息継ぎが出来なくて窒息死するんだよね。まあ実際世界どこを見ても窒息死した人はいませんが・・・。
まあ、この話で知ってほしいことは楽器の特性や音を出す構造の違うものが集まって、音楽を奏でているのがオーケストラ。
だから音楽に深みがあって、俺はおもしろいと思っています。
チャイコフスキー:交響曲第5番
https://www.youtube.com/watch?v=a_B02BZp-5Y