コンサートマスター

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2023/07/27

【ご注意】このブログはVIDEO-GOISのスタッフに向けて、クラシック音楽に親しんでもらい、作品のスキルアップを目指してもらうことを目的として開始されました。そのストックを公開しているもので、表現や内容、考え方について専門的なものではございませんのであらかじめご了承ください。



オケの中でバイオリン、、ビオラ、チェロまでは、二人一組のバディーを組んでいます。二人づつ並んでいるでしょ。

大体、一つの譜面台を二人で見ている事が多いはず。これをオーケストラの世界ではプルトと呼びます。オーケストラ編成の大きさを表す時にこのプルトが比較単位として使われます。


モーツアルトやバッハ、ハイドンなど、小さな編成で音楽が演奏できる場合は、3プル(ファーストバイオリン6人)、マーラーなどで大編成で演奏する場合は6プル(ファーストバイオリン12人)と言った具合で、曲などによってプルト数を変更していきます。


ちなみに今はファーストだけのプルト数の話をしましたが、他のセカンドバイオリン、ビオラ、チェロにも同じように適応プルト数が設定されています。

例えば、ファーストは4プル、セカンドは3プル、チェロ、ビオラは2プル なんていう編成はよくあります。


あと、指揮者に近い方から順番に1プル、2プル、3プルという風に順番がついているのと、各プルトの客席側を表、内側の人を裏と呼びます。表の人の方が演奏が成就で、譜面をめくるのは裏の人の仕事なんですよ。


さて、指揮者の左側はファーストバイオリンですよね。そのさらに1プルの表の人が「コンサートマスター」と呼びます。楽団の中で演奏面におけるリーダーです。

マスターと言っていますので男の人を指していますから、女性の場合は「コンサートミストレス」(コンミス)と呼ぶこともありますが、実際は面倒なので私はどっちもコンマスと呼ぶようにしています。


コンマスの仕事は、演奏面でスムーズに演奏を進められるようにかなり重要な仕事をしています。

楽団員どの場所からもコンマスは必ず見える位置にいるのと、少し座面の高い椅子を使っています。


指揮者とほぼ同じ役割をしていて、指揮者の指令をコンマスが受け取り、それを楽団員に伝播しているようなイメージでいいと思います。

ですから、曲のタイミングや速さなどは、指揮者よりもコンマスを見ている事が多いです。(実際は両方見えているんだけどね)


ウイーンフィルのコンマスは、舞台に指揮者よりも先に舞台に立つので、お客さんの感じを察知する事ができるため、指揮者が入ってきた時にこっそり指揮者に話しかけ「今日は若いお客さんが多いから、テンポ早めにしましょう」なんてアドバイスをするらしいですよ。


指揮者がコンマスが入れ替わった

https://www.youtube.com/watch?v=peIEFBlJAy4


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