超金持ちのボンボンだったメンデルスゾーン
超金持ちのボンボンだったメンデルスゾーン
【ご注意】このブログはVIDEO-GOISのスタッフに向けて、クラシック音楽に親しんでもらい、作品のスキルアップを目指してもらうことを目的として開始されました。そのストックを公開しているもので、表現や内容、考え方について専門的なものではございませんのであらかじめご了承ください。
1809年にドイツのハンブルグでメンデルスゾーンは生まれたんだけど、父ちゃんは地元の銀行家、母ちゃんは地元の超金持ちの出身で、めちゃくちゃ裕福な家に生まれたんだよ。
日本で言うと鳩山一家みたいな?確か鳩山由紀夫の母ちゃんはブリヂストンの娘で、超資産家だった記憶が。。。。
メンデルスゾーンはユダヤ人なんだけど、この時代ユダヤ人は迫害をうけていて、これは彼の生涯悩ますこととなるんだけど、父ちゃんは子供の将来のため、あとナポレオンによる革命で、裕福な家を標的とした政策を嫌がって、メンデルスゾーンが2歳の時にドイツのベルリンに引っ越したんだ。またこの時に父ちゃんの判断で、キリスト教カトリックに改宗しているんだよ。
キリスト教信者になることで、ユダヤ人としての迫害から逃れようと言うことだったらしいんだけど、そうはうまくいかず、ユダヤ人であるがための差別から逃れることはできなかったんだよ。でも彼は、心の中でユダヤ人であることを誇りに生きていったらしい。
さて、ベルリンに移ったメンデルスゾーンは、おじいさんが哲学者だった事もあるから小さい頃からの英才教育はすごくて、父ちゃんからは数学、フランス語、母ちゃんからはドイツ語や美術、ピアノを習っていたんだって。しかも、金持ち一家ならではなのですが、毎週自宅のサロンに、画家、音楽家、科学者などを招いて、食事や会話、サロン音楽会なども開催されていたそうな。どんだけセレブだよ。
当然メンデルスゾーンもその場にいたから、英才教育としては最高の環境で育つことになるんだよね。
彼は、6歳ごろから母ちゃんからピアノの手ほどきを受け始めるんだけど、幼少からの英才教育も相まって、7歳にはベルリンで有名な音楽家に師事しており、これは彼のキャリアに大きな影響を与えることになる。
同時に金持ちネットワークはすごいもので、彼が11歳の頃、おじいさんの紹介でドイツの文豪ゲーテと出会うことになり、ゲーテは彼の演奏する音楽に驚きを隠せなかったと言う。この時から度々ゲーテとの交流は始まるんだけど、ゲーテの影響はのちの作曲家としての人生においても重要な出来事と言えるんだよ。
あと、メンデルスゾーンは、ゲーテにベートヴェンの素晴らしさを伝えようと必死に説明をしたが、少年メンデルスゾーンの意見はゲーテに届かず、結局理解してもらえることはなかった。と話している、でもこれほどゲーテとは濃厚な時間を過ごした事がよくわかりますね。
神童と呼ばれたメンデルスゾーン。この頃にはすでに交響曲のラフスケッチを手がけるなど、英才教育が生み出した天才ぶりを発揮していたわけ。
まあ、大人に囲まれて育っていったメンデルスゾーン。あまり性格面の文献は見つけられませんでしたが、どうやらかなり感情の起伏は激しくて、短気だったという説もあります。
羨ましい反面かわいそうな感じもしますよね。
メンデルスゾーン :ヴァイオリン協奏曲
https://www.youtube.com/watch?v=W2qpDt4f7_E