吹奏楽とオーケストラでの打楽器の役割の違いについて

吹奏楽とオーケストラでの打楽器の役割の違いについて

吹奏楽とオーケストラでの打楽器の役割の違いについて

2023/07/07

【ご注意】このブログはVIDEO-GOISのスタッフに向けて、クラシック音楽に親しんでもらい、作品のスキルアップを目指してもらうことを目的として開始されました。そのストックを公開しているもので、表現や内容、考え方について専門的なものではございませんのであらかじめご了承ください。



打楽器について触れておかないと、打楽器の人に怒られてしまいますね。

打楽器の役割ってかなり幅広くて、ちょっと説明が難しいのですが、オーケストラにおける打楽器はやはりティンパニーです。正式メンバーとしてもティンパニー奏者は必ず一人はいます。じゃあ他の打楽器は誰が演奏するのかというと、エキストラと言って臨時の演奏者を雇って曲を演奏します。近代、現代の管弦楽曲は、多くの種類の打楽器を使うこともありますが、ベートヴェンやブラームスなどではティンパニー以外の出番は少ないです。


例えばベートヴェンの交響曲第9番合唱付きでは、4楽章の一部分だけ、シンバルとトライアングルが出てくるぐらいですし、交響曲第5番運命には確かなかったような・・・。

というわけで、そんなに多くは使われていない印象です。


その一方、吹奏楽は、吹奏楽のために書かれたオリジナル曲では、打楽器は大変活躍します。それこそ、グロッケンやシロフォンなどの鍵盤打楽器をはじめ、スネアやシンバル、なんだか名前のわからない小物といった鳴り物楽器など、たくさん使います。


どちらも基本的にはリズム楽器なのですが、吹奏楽ではリズムを形成する上で重要視されている楽器が打楽器で、オーケストラの場合はリズムを補強するという意味が強い気がします。これはあくまでも私の個人の感想なのですが・・・。


例えばラベル作曲のボレロなんかは、確かにリズムをキープしているのはスネアなのですが、実は途中からは弦楽器だったり、他の楽器がリズムを作っています。その時のスネアは、リズムというより味になっています。ちょっとこのテーマは難しい。。。


ボレロの話が出たので、あのスネアすごくない?絶対間違えられないですよ。2小節で一つのフレーズになっているわけですが、やっていて間違ったり不安になったりしないのだろうか?みんなも指であのリズム叩いてみてよ。絶対途中でまちがえるから。笑


ラベル:「ボレロ」

https://www.youtube.com/watch?v=ODeNHRtVNO4

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