弦楽器の違い

弦楽器の違い

弦楽器の違い

2023/07/06

【ご注意】このブログはVIDEO-GOISのスタッフに向けて、クラシック音楽に親しんでもらい、作品のスキルアップを目指してもらうことを目的として開始されました。そのストックを公開しているもので、表現や内容、考え方について専門的なものではございませんのであらかじめご了承ください。



ここでいう弦楽器はオーケストラで主に使われているストリングスの事をいいます。ギターとかはちょっとわかりませんので触れないでください。


弦楽器には4種類ありまして、まず代表的な花形選手がバイオリンです。オケではファーストバイオリンとセカンドバイオリンがあり、同じバイオリンの楽器を使って、別の楽譜で演奏します。バイオリンのひとまわり大きいサイズの楽器がビオラです。オケの中でも比較的地味な存在ですが、バイオリンよりも響きが重厚であまり表には出ず、でも縁の下の力持ち的な存在です。だから、撮影するときはビオラを意識しないで旋律ばかり追っているとビオラのカットが極端に少なくなる恐れがあります。


ビオラより低い音域の楽器がチェロです。チェロからは楽器が縦置きになります。楽器が大きくなった分、響きが良くなり、そのくせ、弦と弦の幅がそんなに広くないのと、指を押さえる範囲が自分の首から腰ぐらいまでなので、比較的音楽性豊かな表現ができるので、美味しいソロとかたくさんあります。


そして最後にコントラバス。ほとんど立って演奏します。オーケストラの場合は長時間演奏するので、バス椅子という専用の椅子に座って演奏する事がありますね。

あまりソロで活躍する機会が少ない楽器ですが、とにかく大きいから絵になる。俺はコントラバスを撮影するのが一番好きかな?


さて、この4種類、構造的にはほとんど一緒で、大きさが違うという事。もちろん使われている弦の太さも違ってきます。あと弓の大きさも違うね。

ちなみに弓を弦に擦り付けて演奏する事をアルコ、弓を使わずに指で弾く奏法をピチカートといいます。


音域的には、高い方から並べると、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの順番になります。

この音域ですが、どのくらいか説明したいのですが、文字で伝えるのが非常に難しい、バイオリンは4オクターブ、その他は3オクターブぐらいです。バイオリンスゲ〜なんですが、この音域がそれぞれの楽器で若干重なりながら幅広い音域をカバーしているわけです。


じゃあ、どのくらい広いのか?と言いますと。これも文字での説明が難しいのですが、88鍵あるピアノで表現すると、白い鍵盤を低い方、左から6個(ミの音)から白い鍵盤高い方、右から4つ目(ソの音)までバイオリングループでカバーしています。ピアノとほぼ同じ音域をバイオリンで表現しています。

まあ、ピアノってすごい楽器だな〜と改めて感心するのですが、作曲家にとって弦楽器の存在は大変重要なんですよ。


資料でいい写真がネットにあったので載せておきますね。

【画像引用: SENZOKU GAKUEN COLLEGE of MUSIC

https://www.senzoku-online.jp/index.html


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