ベートーヴェンとナポレオン
ベートーヴェンとナポレオン
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ベートーヴェンとフランス革命で有名なナポレオンとの逸話はいくつか残されています。
年齢はナポレオンがひとつ年上で、ベートーヴェンがナポレオンの革命理念に共感していたと言うのは本当らしいよ。
ただ、この二人、直接会った事は無いみたいで、ベートーヴェンの一方的な心酔と言う感じみたいなんだよね。
でも、ベートーヴェンもウィーンで名を上げ始めていたので、当然ナポレンもその存在を知っていたし、革命分子だと言うことも承知していたと思う。
さて、かなりマイノリティ思想の高いベートーヴェンで、その考えの暴走ぶりは凄かったらしい。
特に感情の起伏が半端なく激しく、よく見るベートーヴェンの肖像画は、お手伝いさんの作った料理が不味くて、不機嫌のまま肖像画のモデルになったから、あんなに怒ったような感じで描かれているらしいよ。
話はナポレオンに戻して、ベートーヴェンの交響曲第3番はナポレオンの為に書かれたと言われていますが、これを書き上げた時、ナポレオンがフランス皇帝に即位し、その知らせを聞いたベートーヴェンは超激怒して、表紙をビリビリに破いたと言う逸話があるんだよ。
でも、これは作り話みたいで、真相は「ポナパルト(ナポレオン)に捧ぐ」と言う部分を穴が開くぐらい消しゴムで消したみたいです。
穴空くぐらい消すって、どれだけ執念深いのか!
実際直筆の完成譜と表紙はウイーン学友協会資料館に残っているそうな。
この頃からナポレオン熱は段々と冷めて、耳もだんだん聞こえなくなってきたこともあり、あまり人とは関わらないようになったそうだよ。
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
https://www.youtube.com/watch?v=fhHcty9OM-0