ベートーヴェンは自意識が高かった?

ベートーヴェンは自意識が高かった?

ベートーヴェンは自意識が高かった?

2023/06/26

【ご注意】このブログはVIDEO-GOISのスタッフに向けて、クラシック音楽に親しんでもらい、作品のスキルアップを目指してもらうことを目的として開始されました。そのストックを公開しているもので、表現や内容、考え方について専門的なものではございませんのであらかじめご了承ください。



耳の聞こえない作曲家として有名なベートーヴェン。そういえば数年前、日本にもエセベートヴェンもどきがいましたね。

ベートーヴェンは生まれながらにして耳聞こえなかったわけではないんだよ。


年齢で言うと20代後半から徐々に聞こえなくなったんだって。

この頃は、ウイーンにいて、交響曲第3番や交響曲第5番などのヒット作をいくつも世に出したことによって、ウイーンでのBTSと呼ばれるぐらい人気があったとかなかったとか。


実はベートーヴェン、かなりの自信家の部分があって、彼が16歳の頃モーツアルトの演奏を聞くためにウイーンに旅行しいるんだよね。

しかし、モーツアルトの演奏を聞いて「素晴らしいが、ムラがあり、ノン・レガート!」と言い切っている。

おいおい16歳の小僧が何を偉そうに!と思いません?


この頃から自意識過剰な一面が見え隠れしているんだよね。


彼が20代に入った頃再びウイーンに来ているんだけど、この頃はフランス革命の影響もあって、色々と行動制約と差別があったらしいんだよね。

彼は、革命家としても知られていて、割と周囲からマイノリティーのヤバいやつみたいに見られていたらしい。

フランス革命とベートヴェンの話は別の時に書くね。


で、いわゆる保守層の貴族たちは、毎晩派手にパーティーやら演奏会を開催していて、ベートヴェンもブッキングされるんだけど、彼は一切無視。

まあまあ、面倒な人だったみたい。


しかもライバル意識が高くて、交響曲第5番を作曲した頃にはだいぶ耳が聞こえなくなっていたのに、それをライバルの作曲家たちに知られる事をすごく恐れていたんだって。だからほとんど引きこもりの人生を送っていたんだよ。


でも、絶望から立ち直っていく有様というか、自身のイメージを彼は音楽という物語に残したんだね。


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